よくある質問

3Dアートコースに関するよくある質問と回答をまとめました

受験生の方へ

3Dアートとは何ですか?

3Dアートコースの3Dアートは従来のフィジカルな彫刻表現にデジタルな3DCG技法を合わせた立体表現全般を指します。

一見かけ離れているように見える両者ですが、実際には物理的な彫刻が醸し出す素材の温かみや手作業ならではのニュアンスと、デジタル3DCGがもたらす精密なディテール再現、そして無限に変化可能な表現力が互いに補完し合っています。
ハイブリッドな3Dアートを学ぶことにより、あらゆる分野に展開可能な表現力を身に着けることができます。

3Dアートコースで学ぶ上で必要な技術や経験はありますか?

特別な技術や経験は必要ありません。彫刻、3DCGにかかわらず立体表現全般に興味があれば、初心者の方でも歓迎します。入学後に基礎から丁寧に指導していきますので、ご安心ください。

ただし、美術の基礎的な素養や創造性を見るために、入試では実技試験(デッサンなど)や面接を行います。高校時代に美術部に所属しておらず、デッサンに自信がない方は、AO入試選抜の受験を検討することもできます。エントリーには、夏に3回実施されるオープンキャンパスのいずれかに参加することが必要です。 詳細は入試情報ページをご確認ください。

入学後はどのようなことを学びますか?

1年次は造形表現の基礎として、デジタルとフィジカルでの肖像表現、3Dモデリングの基礎等を学びます。2年次には、中等身の人体彫刻制作やデジタルフィギュア造形、映像表現を習得します。

3年次以降は、ゲーム、アニメーション、VR/AR、フィギュア造形、彫刻制作など、各自の興味に応じた専門分野を深く学びます。また、企業との連携プロジェクトや卒業制作を通じて実践的なスキルを身につけます。

どのようなソフトウェアを使用しますか?

業界標準のソフトウェアを使用します。主に以下のようなソフトウェアを学びます:

・3Dモデリング:Blender, Maya, ZBrush
・テクスチャリング:Substance 3D, Photoshop
・アニメーション:Maya, Blender,Cascaduer
・ゲームエンジン:Unity, Unreal Engine

入学時にこれらのソフトウェアの経験がなくても、基礎から丁寧に指導します。

卒業後の進路にはどのようなものがありますか?

卒業生は以下のような分野で活躍しています:

・ゲーム会社(3Dモデラー、キャラクターデザイナー、環境アーティストなど)
・アニメーション制作会社
・VR/AR開発企業
・フィギュアメーカー
・広告・映像制作会社
・建築・インテリアデザイン会社
・フリーランスの3Dアーティスト

また、大学院に進学して研究を続ける道もあります。就職支援も充実しており、企業とのコネクションを活かしたインターンシップや就職サポートを行っています。

オープンキャンパスや見学会はありますか?

はい、定期的にオープンキャンパスを開催しています。オープンキャンパスでは、施設見学、在学生による作品展示、体験ワークショップ、個別相談会などを実施しています。

また、オープンキャンパス以外の日程でも、事前予約により個別見学が可能です。詳細や日程についてはお問い合わせフォームからご連絡ください。

保護者の方へ

3Dアートの分野は将来性がありますか?

3Dアートの分野は今後も成長が見込まれる分野です。ゲーム、映画、アニメーションなどのエンターテイメント産業だけでなく、建築、医療、教育、製造業など様々な分野で3D技術の需要が高まっています。

特に近年はVR/AR技術やメタバースの発展により、3Dアーティストの需要はさらに拡大しています。本コースでは、変化する業界のニーズに対応できる柔軟な思考力と技術力を身につけることができます。

学費や奨学金制度について教えてください

学費については、入学金と年間授業料、施設設備費などがあります。詳細な金額は学費・奨学金ページをご確認ください。

奨学金制度としては、日本学生支援機構の奨学金のほか、大学独自の奨学金制度も用意しています。成績優秀者を対象とした特待生制度もあります。また、学業・作品制作に優れた学生には、各種コンペティションへの参加支援も行っています。

学生寮や一人暮らしのサポートはありますか?

大学には学生寮があり、遠方から入学する学生のサポートを行っています。寮費や設備については学生寮ページをご確認ください。

また、一人暮らしを希望する学生には、大学周辺の賃貸物件情報の提供や、住まい探しのアドバイスなどのサポートも行っています。安全で快適な学生生活を送れるよう、様々な面でサポートしています。

熊本県外から通学できますか?

はい、県外から通学を行うこともできます。

3Dアートコースは熊本県内だけでなく、福岡県、鹿児島県、大分県等九州全般の出身者が在籍しており、中には電車で県を超えて通学をする方もいます。

パソコンやソフトウェアの購入は必要ですか?

3Dアートコースでは、個人用のノートパソコンの所有を推奨しています。推奨スペックについては入学前にご案内します。

ただし、大学内には十分な数の高性能PCを備えた環境があり、授業や自主制作に活用できます。また、主要な3Dソフトウェアは教育機関向けライセンスを取得しており、学生は無料または割引価格で利用できるものが多くあります。

就職支援体制はどうなっていますか?

本学では、キャリアサポートセンターを中心に、就職活動をサポートしています。個別相談、履歴書・ポートフォリオ作成指導、面接対策などを行っています。

3Dアートコース独自の取り組みとしては、業界企業との連携プロジェクト、インターンシップ機会の提供、OB・OGによる業界セミナーなどがあります。また、卒業制作展には多くの企業関係者が来場し、学生の作品を直接見る機会となっています。

学校の先生方へ

生徒が3Dアートコースを目指すために、高校でどのような指導をすればよいですか?

基礎的な美術教育(デッサン、色彩、立体構成など)が重要です。特に立体感覚や空間把握能力を養う課題は、3Dアートを学ぶ上で役立ちます。

また、デジタルツールに触れる機会があれば、簡単な画像編集ソフト(Photoshopなど)や、無料の3Dソフト(Blenderなど)を紹介してあげてください。ただし、技術的なスキルよりも、創造性や表現への意欲を育むことが大切です。

出張授業や高校での説明会は可能ですか?

はい、教員による出張授業や説明会を行っています。3Dアートの基礎知識や最新技術のデモンストレーション、簡単なワークショップなど、高校生が3Dアートに興味を持てるような内容をご用意できます。

また、高校生向けの体験ワークショップや短期講座も定期的に開催しています。詳細についてはお問い合わせフォームからご連絡ください。

高校の美術部や情報部との連携は可能ですか?

はい、高校の美術部や情報部との連携プロジェクトや交流会を積極的に行っています。例えば、合同展示会、ワークショップ、技術指導などが可能です。

また、高校生が大学の施設を利用して作品制作を行う機会も提供しています。連携についてのご相談はお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

3Dアートコースの教育内容や施設を見学することはできますか?

はい、教員や進路指導の先生方を対象とした見学会を開催しています。授業見学、施設案内、教員との懇談会などを通じて、本コースの教育内容をより深く理解していただけます。

また、個別の見学も受け付けていますので、ご希望の日程があればお問い合わせフォームからご連絡ください。